法人の理念

 いのちを大切にするということは、あらゆる主義・主張・立場を超え、すべての人間に共通して重要なことである。
 激動と混沌、価値観の多様化した今日こそ、すべての人間に共有できる<この一点>に焦点をしぼり、これを現代を生きる人間のあり方の指針としなければならないと考える。
いのちを大切にするということはどういうことか。一人ひとりが、<自分のいのちが大切にするために、まず眼の前にいる人々のいのちを大切にする>ように心がけること、これが真にいのちを大切にするものの具体的なあり方、生活態度の第一歩であるといってよかろう。ところで、こうした考え方、人間としての生き方は乳幼児の頃からやしなってゆかなければ本ものとはなりがたい。

 これが乳幼児保育への取り組みにあたっての切々たる問題意識である。乳幼児保育は現代社会における最も重要な課題として、抜本的な検討と適切なる対応が迫られている。この現実課題への具体的対応において、すべてのこどもが<いのちを大切にし、お互いに相手の立場を理解する人間>へと成長することを目標にした、新しい保育実践を展開する拠点として宇治福祉園は設立された。
 いうまでもなく、この新しい保育療育の目的は、<子どもの最善の利益>と<子どもの福祉の増進>をはかることではあるが、さらにすすんで、そうした保育・療育の営みを通して、大人たち自身がこれからの人生をいかに生きてゆくべきかを問いつづけ、一回限りの人生を悔いなく生きるための方途をともに学び合うことをあわせ目的とするものである。

法人の基本方針

  • 家庭や地域社会との連携を図り、保護者の協力の下に家庭養育の補完を行う。
  • 子どもが健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境を用意し、自己を十分に発揮しながら活動することができるようにすることにより、健全な心身の発達を図る。
  • 養育と教育が一体となって、豊かな人間性を持った子どもを育成する。
  • 地域における子育て支援のために、乳幼児などの保育に関する相談に応じ、助言するなどの社会的役割を果たす。